空の風景

満開の紅梅を透して
観た、2月の空です。

 

  2月に入り、額にキーンと来る

なるような、寒さが幾分和らいで

来ました。

 

  彼方此方で、梅の花の満開の

報せが届くように、なって

来ました。

 

  少しばかり、遠出をして

梅の花を観に行きました。

早咲きの桜で知られる、川沿い

の道沿いに、紅梅が今を盛りと

咲いていました。

 

  割りと大きな、紅梅の木で

四方に伸びた枝に、見事な

花を付けていました。生憎の

曇り空でしたが、その可愛らしい

薄ピンク色の花には、暖かい

春の兆しを、充分に感じる事が

出来ました。

 

  早朝の玄関先に、出た時に

肌を刺すような寒さが、少し

和らいで来たように、感じます。

例年より早い、春の到来を

感じられた、紅梅の薫る2月の

空を、切り取ってみました。

 

空の風景

山々に、雪を降らせる
雪雲の襲来です。

 

   12月[師走]となりました。今年の

冬は暖冬だろうとの、予想が出て

いました。

それが一変、今週の日曜日の予想

は、1月並の真冬並の気温と言う

事でした。

 

  前日の、土曜日はなんと20度台

の気温で、季節外れの陽気でした。

ところが、日曜日の午後は予報通り

に西の空から、山々に覆いかぶさる

ように、雪雲が襲来して来ました。

 

  身を切る様な、冷たい北風に

乗り、日光を遮り山々を覆い

隠す程の凄い、雪雲でした。

いきなりの、雪雲の襲来に

身が縮こまるような寒さの

冬の始まりを知る、空模様

となりました。

 

  木枯らしが吹き、朝、寒さに

身震いして起きる厳冬の到来を

告げる、雪雲が襲来した12月の

空を切り取ってみました。

 

 

 

 

 

 

空の風景

満開の秋桜と彼岸花の
競演に、秋の到来感じ
ました。

 

  10月に入り、朝晩は冷え込む

ようになって来ました。

日の入り場所が、次第に南に傾き

夕暮れが早くなり、一抹の寂しさ

を感じる季節となりました。

 

  所用への道沿いに、満開の秋桜

と、色鮮やかに咲いた彼岸花とが

重なり合う光景に、目が留まり

ました。

 

  和服の柄等に、良く似合い

そうな彩りの秋桜と、色鮮やかな

朱色のペンキを、床に零したかの

ような、鮮明な彩りの彼岸花との

対比に、心が惹かれました。

 

  秋の入り口での、肌寒い風が

吹く中で、美しい彩りの競演の

上に広がる、10月の空を

切り取ってみました。

 

 

空の風景

今にも散り出しそうな程
に、咲きこぼれるツツジの花の上に、拡がる4月の空です。

 

 ある、病院からの帰り道で

いつも、タバコ休憩をする

境内に咲く、ツツジの花で

有名な寺院に、立ち寄り

ました。

 

  季節が進み、田植えが終わった

田圃、フジの花の開花、燕が飛び交う

など、まるで、初夏を思わせる気候

となって来ました。

 

  日中は、汗ばむ陽気となり

朝から、羽織っていた薄手の

ブルゾンを、脱ぎました。

木立の合間を、抜けて来る

風が、心地よい日和でした。

 

  季節が、飛ぶように過ぎ去るのを

実感します。今年の、夏は長く

なりそうな、予感がします。

 

  早くも、満開の時期を過ぎようと

している、ツツジの花の上に拡がる

花曇りの様に、霞んだ4月の空を

切り取ってみました。

空の風景

冬の空のように「天使の
梯子」が綺麗に、輝く早朝の海です。

 

  生3月となりました。2月は

あっという間に、通り過ぎました。

 

  3月に入り、大分暖かくなる

かなと、想っていたのですが。

早朝の海辺は、違いました。

未だ未だ、冬の余韻が残って

いました。

 

  夜明けから、冷たい小雨が

降っていました。

海辺に着く頃には、時たま厚い雲間

から太陽が顔を出すように

なっていました。

 

  冬空によく見掛ける「天使の

梯子」と呼ばれる、放射線状の

何本もの見事な、光の筋を観る事

が出来ました。

 

  一日の内で、寒暖差が大きいの

が、今の時期だと実感しました。

 

  曇よりとした、冬のような

空の下に、寒々とした海原が

広がっていました。

 

  そんな、冬の余韻が残る早朝の

海の風景を、切り取ってみました。